おかなしことが始まりました

活動

アイキャッチの用意をしてからブログを書こうとすると、どうしてもだんだん億劫になってしまうことに気づいたので、なくてもいいや!と、思いました。
5月に5周年を迎えた私。
なんとなく自己紹介ソングを出しました。

曲はSunoAIで生成。
課金してからSunoで遊ぶのにめちゃくちゃハマっていて、活動にもちょっと使えたらいいなと思って作ってみました。
プロンプトには音楽のジャンルと具体的な構成を入れて生成し、気に入るものがあればそこから手動で編集したり、パラデータで書き出してDAWで色んなことをしてみたりという使い方です。
AIを使うとポンポン簡単に色んなものができてしまうと思う人のほうが多そうだし実際そういう奇跡も時々はあると思うけど、ものすごくリアルな話をすると、自分が思った通りの動きをしてくれる優秀な友に育てるために日々座学で知識を詰め込みつつ試行錯誤しながらプロンプトしてる感じです。
「私この分野何もわからないのであなたに全部おまかせします!」というのは無理です。
そういうのはやっぱり人間相手じゃないと。
私は活動において人に依頼することはほぼほぼないというか無理なのでここに落ち着いたのかなという感じ。
お陰で(?)DTM挫折経験があるのに最近はStudio Oneでカットアップやボーカルチョップの練習を始めました。
結果的に自分の技術が増えるきっかけになったので良し。

おうたの動画のエントリーなのでちょっとおうたについて語ろうかなと思ったり。

多分何度も言ってるんですが、私は自分が歌ウマだと思ったことはないです。
なので上手いと言われるとうれしいけど、それで舞い上がったりいい気になったりとかはないです。
音楽歴は長くてまず合唱を7年、その間に音楽の先生に誘われて独唱のコンクールに出場したりコンサートに出演したり、部活としてやっていた時はボランティアで園やホームで歌ったり、視覚障害者のグループに朗読と歌唱のCDを作って定期的にお届けしていました。
誰にも望まれずに生まれてきてなんの取り柄もないと思っていた私が生まれて初めて「かわいい」以外で褒められたのが歌で、歌をやっている時の私は咎められることもなかったのでそのまま自然に続けていたんだと思います。
ある時から「音大に入って歌のお姉さんになる」という目標ができて、声楽科のある高校に行く為に声楽にシフトしました。
そこにさえ入れれば、ピアノ経験がなくてもピアノが買えなくても一年生からレッスン室でみっちり音大受験に向けてのピアノも教えてくれるという学校だったので学科の勉強も必死でやりました。
でも、結果的には大人たちの事情に振り回されて直前で担任が願書を出すことを拒否して、全く興味のなかった学校に通うことになり、その目標は消えたんですけど。
その頃にはもう合唱には窮屈さを感じていて、できれば声楽は続けたい思ってサークルに入ったけどそのまま続けることがちょっと無理そうだったので、なにか他の楽しいことをやろうと思い、バンド活動を始めました。
そしたらですよ、初めて歌うポップスはとても難しかったです。
マイクを持って歌った時の自分の声の響きがテレビで聞くような歌手のそれとは違っていて、あ、発声が多分違うんだ……と思って、違和感なくポップスを歌えるようになるまで2ヶ月ぐらいかかった気がします。

ボイス理論っていくつかあるので、誰に教わるかでけっこう違ってくると思うんですが、私の経験から言うと「腹から声出せ」と教わった人は高確率で喉壊してます。
よく言われることだとは思うんですけど、腹から声出せって多分一番適切なのは応援歌なんじゃないかなって思います。応援歌練習で喉壊す人多いですよね。
腹筋を使えということだということはわかるけど、私、腹筋を意識したことないです。
確かに合唱の時は鍛えてはいました。
でも腹筋を意識したのは舞台役者をやっていた時だけです。
「腹から声を出せ」をお腹に力を入れて大きな声で歌うことだと思って喉を壊す人を見て私はものすごくびっくりしたんですが、けっこういるらしいです。
結論から言うと力は入れないです。
ロングトーンを支えるために腹筋を……立てるが正しいかも。そういうことはあるし、苦しいキーのピッチを取りに行くために背筋を立てることはあります。
そういうことがわかっていても、持っている疾患によっては思うようにいかないこともあるし。
最近のSNSを見てると、教える立場じゃない人が教えたがるの良くないんじゃない?って最近思います。
壊れた喉が治ればいいけど、治らないことだってあるんだし。
歌い方を教えるってけっこう責任の重いことじゃないかなって。
腹から声を出そうとして喉を壊した友人はその後にボイトレに通い、しばらく通ってからボイストレーナー養成コースに入ってボイストレーナーになりました。
めでたしめでたしの気持ち。

歌の上手い下手ってなんだろうって時々思います。
多分リズムとピッチかなとも思うけど。
でもその辺がガチガチに取れてなくともしゃくりやフォールやビブラートを用いた魅力的な曲を持つ人も上手いと言われるし、ものすごく上手く聞こえる声の人も存在しているし、単純に声が好みだと上手いって言う人もいるし。
うん、上手いと思う感覚って人それぞれですよね。
例えば私はひたすら真っ直ぐに歌う人はすごいなって思うけど、ものすごく恵まれた声で一部の曲との親和性が非常に高い人以外には魅力を感じません。
それは多分、私がそういう歌い方をやめたいと思って合唱をやめたからなんだろうなと思います。
でも、真っ直ぐに歌う人は万人受けしやすいだろうなとは思ってます。

歌に自信はないけど人前で歌ってみたいって言う人全員に言ってるんですけど、歌いたいように歌えばいいんですよ。
歌ってみて嫌だなって思ったらやめたらいいんですよ。
誰にでもきっとどこかに何かしらの理由で自分の歌を気に入ってくれる人が存在していると思います。

私にもきっとおそらく多分。
それぐらいがちょうどいい。

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